セカンドライフだ、ソーシャルメディアだ、と言いながらいつも動いておりますが、
「そもそも自分がソーシャルメディアフル活用してないじゃん」ということに気づき、
なぜそうなのか、ということも含めて改めて考えてみました。

自分は、アメリカシリコンバレー発コンテンツをなんでも歓迎をするタイプではありません。
日本人も全員、twitterも、facebookも、Linkedinもやるべき、とは思いません。
でも、なんとなくやっている自分がいます。

これまでの経験をいくつか。

セカンドライフをやって、いろいろな人とつながることはできたけれども、
ここに集まる層は一種の「海外ネットサービス大好き層」と分類できます。
多少英語が得意(好き)で、海外のブログソースを拾い集めることに抵抗感をあまり持たないひとたち。
操作方法が日本式に合わなく面倒でも、海外のサイトで解説しているものをぱぱっと調べてしまうひとたち。
英語がわからない同僚や友人に、新しいものを教えてあげられる人たち。

twitterも、facebookも、なんだかんだ言ってすぐに見つけられる、見つかる友人はセカンドライフ層ばかり。
海外サービス大好き層がほぼ100%見ているであろうTechCrunchなどで、
フェイスブックを一日中開いている人たちというのは日本にどれだけいるのでしょう?
残念ながら自分はそこにはいません。

友人をセカンドライフに誘ったことはない。
友人をフェイスブックに誘ったこともない。
友人をついったーに誘ったこともない。
Zooomrは二人くらい誘った。

なぜ自分はこうなのか?と考えてみました。
答えもある程度でました。

自分にとって、現実とインターネットがまだ別の空間であるからです。

ネットでつくられる人間関係の中に、わざわざ現実を混ぜ込むのは面倒。
その逆も。

ネットでは、ソーシャルメディア周りを語る社長であるかもしれないけども、
現実では、中学時代にポケモンやりこんで遊んでた中学時代の友達でもあるわけで。

そんな中学の友達をネットに呼んだら
「なにおまえ社長ぶってんの?www」なんてオチになる。
だったら現実には手をださず、ネットの中で人脈を拡大していったほうがいい、ということになる。

よって、ネットコミュニティが出来上がっていないところでは現実の方面にクチコミは広がりません。

日本において米国ほどネットコミュニティ文化が進展していないので、
PCベース、ネットベースにおいて口コミを作るのは難しい。

現在日本においてもっともネットコミュニティが盛んな場所は2ちゃんねるだと思うのですが、
本スレから2ちゃんねるのまとめブログに掲載、
それを見た誰かが自分の周辺コミュニティにそのネタを転載して・・というのは容易に想像できます。

じゃあ飲料メーカーが新しいキャンペーンサイトを立ち上げたとして、それがどんなにクリエイティブだとしても、
顧客に届ける方法がテレビとか雑誌との連動以外で思いつきません。

ウェブ単独では成り立たない。だからこそウェブがまだおまけ的存在でしか扱ってもらえないんだと思います。
もちろん、ウェブ系の業界関係者は常時色々なサイトをチェックしているから、自分は知らない、ということはそんなに
起こりません。しかし、みんながブログやコメントを書いてくれる米国モデルは通用しません。

しかし、これは必ず変わります。というか変わり始めています。
実はリアルとネットの人脈なんてどうでもいい分野があります。仕事関係です。
仕事がよりスムーズに進むのであれば、対面だろうが、電話だろうが、メールだろうが関係ありません。
この関係ない、という感覚値の中に、よりウェブに踏み込んでもらう環境が作られていく。

それができれば、当たり前に使うネットコミュニティが形成されていく。
ギーク層、コアユーザーに偏ったものだけでないウェブキャンペーンも効果を出せるようになる。
第一目標として、新しいウェブのものが仕事に役立つものであることを実感してもらうこと。

そうした動きを今の会社で仕掛けていこうと思います。

まずはいろいろとソーシャルメディアを触り直してと・・・。

3 Comments • Give your comment!

  1. by まっちゃん

    7th 2月 2009

    10:14 pm

    最前線で頑張っている浅枝さんの記事ゆえ、とても考えさせられました。Twitterに久々に登場したのも、そういうことだったのか。

    「リアルタイム」というのも一つのキーワードだけど、それは「リアル」を前面に押し出してくることと表裏一体なのかもです。

    「リアル」であることをより確かにするために、実名とか仕事などの日常の付き合いを頼りに、コミュニケーションを図るのかも知れませんね。研究分野でもあるので、もう少し考えてみます。

  2. by chery

    7th 2月 2009

    11:56 pm

    私も『現実』と『ネット』は別であるユーザーの一人。
    私もセカンドライフに友人を誘う事もないし、
    ネット上での活動を知らせたりしない。

    もちろん。
    ネットでの友人関係をリアルにつなげることもないしね。

    それは最適化されたスタイルだと思うし、リアルとつなげない自分がネット社会で動くには意外とやりやすいからとか、色々な理由が絡まってくる。

    でも、mixi上では社長にはいくつもの顔があるわけだけどネットとしてはmixiは別格な存在なのかな?

    20数年生きてきた中で、育んできた人間関係がリンクする部分としない部分ってのがあって、
    強制的に教室の中で顔を合わせてきた仲と、ネットでのスタイルが違う人とリンクするかといったら、そこには意識の壁以前に技術の壁やら時間帯の違い、生活スタイルの違いとかが存在してしまう。

    ネットで人とつながる時には、
    共通の項目にチェックをいれればある程度範囲を定められることができる。何かが好きという部分がリンクすれば、簡単につながれるし、不必要な部分はチェックを外せばいい。

    そういう最適化した結果が進んでいけば、
    あなたに合う人物は、こんな人がお勧めです。

    とか、結婚相手募集の検索みたいにね。

    今日の晩ご飯はこれにしましょう、
    明日はここが特売日です、とかね。

    そう、ネットでの人とのつながりのプロセスでさえ省略化できるのならば、いっそ無駄な情報は省いてしまえばいいのに。ユーザー評価もコメントもそんな情報すら、無駄無駄無駄。

    けど、出会う目的もなかったのに
    ネットで男女出会って結婚するなんて人もいるんだから
    まぁ、世の中ってそういう予想外な結果を生む場合があるんだから、面白いわー。

    ん。なんか脱線してる。

    この辺の話って年末年始の朝生で呟いてた事あるっぽいので、もう一回聞きなおして、面白そうだったらあげる。

  3. by Asaeda

    8th 2月 2009

    12:49 am

    >まっちゃん
    ライフストリーミングも、セカンドライフも、ウェブリンも、スティッカムなどのサービスも、それこそツイッターも、フェイスブックも、今起こっている何かが随時更新されている環境を可視化するものだと思っています。為替相場の数値が動くのを見るように、自分に関連した情報が随時見れるような環境って「情報としてのウェブサイト」の次の段階だと思うんですよね。
    今は一種の挑戦として、仕事関連でなるべく多くの人をこちら側に連れてきたい、と思っています。

    >chery
    現実の人をネットに行くのは難しいけど、ネットの人と現実で会うのはあまり抵抗感ないな、とふと思いました。

    それこそおっしゃる通りに、お互いに必要な部分の情報のみを与えあっているからこそ、なのでしょうね。

    だったら人間関係は全部ネットベースでいいや!と思ったらオタク扱いされそうなんですが、現実の話、中学、高校、大学、院、社会人の関係の中で、つながりがあるのはメールアドレスを知っている人かmixi等でつながっている人くらいしかいない自分がいたりします。



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