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ブルーブリッジから離脱しました&ケイレキ.jpで目指したこと

2009 年 10 月 17 日 土曜日

先日までブルーブリッジCOOとして創業者のクリストファーを支援する立場をとり、日本人代表的ポジションで活動してまいりましたが、このたび正式に抜けることとなりました。しばらくはブルーブリッジのアドバイザーとして残りますが、今後は本業のメルティングドッツ社に注力することとなります。

メルティングドッツ関連でお会いした方々で、自分を信用していただきブルーブリッジのサービスAM6やケイレキ.jpにご登録いただいた皆様には、感謝の言葉を申し上げるとともに、力不足であったことを深くお詫びいたします。

ここからは私個人で目指していた方向性を語ります。ケイレキ.jpの方向性が自分の目指していたものと変わり始めたことから、ブルーブリッジを離脱することになったのですが、今後自分で理想とするものを作るかもしれないことを意識して、ケイレキで自分は何がやりたかったのかを整理してみました。

■ケイレキ.jpが目指したのは2ちゃんねる的日本文化サービス

ケイレキ.jpは、ウェブをエンタメ交流空間や資料庫的空間として使っている人たちに、ビジネス上の交流空間という新しい価値を提供したい気持ちがあって企画を開始しました。

欧米ではLinkedinやFacebookがプライベートとビジネス両方の人格を同じ場所に置きながら、活動することに不満を持たない文化圏の人々に向けたサービスとして成立していました。日本でいえばmixiで仕事の話をお互いにしながら学生時代の友人とも語りあうような状況です。もちろん日本でこれは成立しません。

こうした中で、ケイレキは日本文化特有のものでインターネットでもっとも成功している2ちゃんねるのように、「海外では通用しない」サービスにすることを目指しました。

*注 といいながらも今海外では4ちゃん(http://www.4chan.org/)のようなものが出てきているのも事実です。これはインターネット文化≒日本文化という説を個人的に考えているものがありますのでいずれ書きたいと思います)

■「ケイレキ」「シッテル」「たしかに」のネーミング

そこでもっとも意識したのが言葉の使い方でした。多くのサービスが英語の翻訳で用語を提供している中で、定型化したもの以外は、より日本人が直感的に考えられる独自の言葉を考えました。

「ケイレキ」

たとえばケイレキという言葉。現在のほとんどのサービスは、自分のことを紹介するコンテンツ部分を「プロフィール」と呼んでいます。これを「ケイレキ」と呼び、サービス名もそれにしてしまうことで、仕事で使うものだ、という意識とそのコンテンツが最重要項目であることをアピールしました。漢字で「経歴.jp」にしなかった理由としては、堅苦しくなりすぎてしまうことと、漢字のもつイメージにある自分の成功事例を書かなければならない印象から遠ざけたいという思いがありました。結果的にスポーツ歴や一人暮らし歴など面白いケイレキの使い方をする方がいて、とても嬉しく思いました。

「たしかに」

「たしかに」ボタンは日本特有の曖昧さを取り入れたボタンです。賛成、反対ではケンカになるリスクなどがあって結局押さない、みたいなオチになってしまいますが、「たしかに」であれば、

・たしかに君の言うことはわかる。私もそう思う
・たしかに君の言うことはわかるが、一部自分の意見もある
・たしかに君の言うことはわかるが私は反対だ

相手の言葉を無視したりないがしろにせず、一度受け入れる心の余裕がある人がたしかにボタンを使ってくれるわけです。こうして、人が話している最中に遮って反論するようなレベルの低さから一段あがった大人なインターネット交流の場ができあがるわけです。それを社会人が、実名で。

「シッテル」

シッテルはオープン後に少し苦労しましたが、「その人の存在を知っている」のであれば会ったことがなくてもシッテルにする、というコンセプトでした。セミナーで講演を聞いた、友達から名前を聞いている、本を読んだことがある、○○を作った人、などでシッテルがOKな文化。しかし、会ったことない人、お互いに認識のない人は「知らない人」だからうかつにシッテルボタンが押せない、と認識する人もいたため、言葉の説明が必要となってしまいました。今だったら「オッカケ」と「オッカケラレ」とかにしますかね(笑)

余談ですが、他サービスで今日現在でも気になる日本語訳例
・Old Entries → 古い記事 (My Space)
・Poke → あいさつ (Facebook)
・Follow Followed → フォローしている フォローされている(twitter)

ちなみにアメブロのペタはPokeを日本人向けに昇華させた素晴らしいネーミングだと思います。

■名刺がいらなくなる時代
ケイレキ.jpの裏コンセプトは、名刺情報の拡大、最終的には名刺文化の改革というのがありました。名刺に載っている名前と会社名で調べれば、その人の情報や仕事の信頼度、仕事における周囲の関係者、その人の他者からの評価が見られるサイトとなること。日常の発言や共有情報を見て、その人がどんな人かを実際に会う週1回のミーティングより多くの情報から判断して、決断できる。情報がでてこなかったり、他者からの評判が悪い、または評判が書かれていない人だったら一回疑う気持ちも持てるわけですし。メールよりも楽につながっていられるサイトになれば、日本中の社会人が仕事として利用し、業務時間中に使っていても怒られないサイトになる。今はネットでtwitter含めコミュニティサービスを使っていると仕事効率が落ちるほうが多いのではないかな、と思うので、これとは逆にケイレキを使えば仕事がより効率化されるようにするわけです。

とまぁ、ほかにも日本文化に合わせた履歴書フォーマット、自分が言うには恥ずかしいほめ言葉キーワードを他人に任せるイイトコなど、笑えるくらい海外に通用しない仕組みを盛りだくさんに組み込んではじめたのがケイレキ.jpです。

しかし、8月頃から、サービスがフェイスブックのようにアメリカナイズされていくのを見て、自分のやりたいこととのズレが生じているのを感じました。努力しましたがその修正も難しく、現在のケイレキが最終的にどのようになるのか、イメージできなくなってしまったため、ブルーブリッジを抜けることを決断しました。

しばらくはアドバイザーとして外部からサポートをしつつ、理念的なもので同意できるものがあればまた関わろうとは思っています。どうしても我慢できなくなったときは、自分自身が意思決定をできるポジションで自ら作りたいとも思います。ひとまず、気持ちを切り替え、メルティングドッツ社長として自分自身を再起動するつもりで頑張ります。今後ともよろしくお願いいたします。

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2009 年 6 月 9 日 火曜日

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BlueBridge、経歴でつながるコミュニティ「ケイレキ.jp」を公開

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20394549,00.htm

クリスと自分の写真入り。
このまま突っ走って日本を変えるぞ!

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2009 年 6 月 5 日 金曜日

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あと3日ですね。

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